デジタル基本
・デジタル画材
デジタル画材は「修正が容易、画材費が掛からない、様々な表現ができる」などの特徴があります。
ペンタブやツールの使い方に慣れが必要ですが、使いこなすことで非常に便利な道具となります。
・必要道具
・パソコン/タブレット(画面が大きいほど快適)
・グラフィックソフト(CLIPSTIDOP、Photoshopなど)
・ペンタブレット(PCの場合、板タブ・液タブなど種類がある)
・各種ツール
【ブラシツール】
【消しゴムツール】
イラスト制作のメインとなるツールです。
各種パラメータを調整して様々なタッチで描くことができます。
さらに、筆圧によりサイズや府透明度を変化させながら描くこともできます。
【カラーツール】
パラメータの調節で多彩な色を自由に作成することができます。
また、作成した色はパレットに保存することもできます。
【スポイトツール】
このツールで画面をクリックすることで画面の色を吸い出すことができます。
【選択範囲ツール】
選択範囲で囲むことで、絵の一部だけを編集することができます。
【ナビゲーターツール】
画面の拡大・縮小・移動・回転などを操作することができます。
【レイヤーツール】
レイヤーの管理、編集を行うことができます。
【保存ボタン】
イラストは自動で保存されません。
保存し忘れがないよう、こまめに保存するようにましょう。

・様々な塗り方が可能
デジタルではアニメ塗り・水彩塗り・厚塗りなど様々な塗り方で描くことができます。

・レイヤーとは
1枚の絵を複数の階層に分けたものをレイヤーと言います。
線画や色、人物や背景などをレイヤーで分けることによって描き分けや修正を行いやすくなります。

・レイヤー効果
レイヤーは、それ自体に不透明度やフィルタ効果を持たせることができます。
 ・フィルタ効果
  乗算/下の色に重ねて濃くします。
  スクリーン/下の色を抜いて薄くします。
  オーバーレイ/乗算とスクリーンを併せた効果です。
・色調補正
明るさ・コントラスト、色相・彩度・明度など画像の色調整を行うことができます。
・解像度とは
画面の大きさに対してのドットの密度のことを解像度と言います。
解像度が高いほど絵は細かく鮮明になりますが、その分ファイル容量は大きくなります。
紙媒体用の解像度でしたら300~600dpi位が良いでしょう。
・キーボードショートカット
キーボードのショートカット機能を使えば、より素早く操作を行うことができます。
 ・「一つ前に戻す」Ctrl+Z
 ・「画面移動」スペース押しながらドラッグ
 ・「上書き保存」Ctrl+S
・線画を抽出
スキャンしたての線画は白紙の色が残ったままなので下のレイヤーに色を塗ることができません。
そのため、白紙部分を透明化させる必要があります。
 ・レイヤー効果の「乗算」を使用する:一番手軽ですが、線が薄い場合は下の色が透けてしまいます。その際は色調補正でコントラストを上げると良いでしょう。
 ・自動選択で白紙部分を削除する:オーソドックスな手法ですが、白い部分が残りやすく修正が必要となります。
 ・「光度を透明度に変換」CLOPSTUDIOなどである便利な機能です。
・テクスチャ
レイヤーやレイヤー効果を使用して、写真などの素材画像と合成することで、独特の質感を与えることができます。
