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描き方 - マンガ・イラスト講座

マンガ

プロット

・プロットを作る プロットとは物語の流れ・構成をまとめたものです。
キャラクターや舞台を設定、ストーリーを構成し、エピソードを作り込み、破綻のない魅力的なプロットを作り上げましょう。

【プロットの形】
プロットには決まった形はありません。
小説や台本のように文章でまとめることもあれば、絵でシーンを描くタイプもあります、自分が書きやすい形でプロットを作成しましょう。

【プロの作品を分析しよう】
マンガの一番の参考はプロの作品です。
好きな作品や目指す作風の作品をプロットや設定に分解し自分の作品と比較することで、より魅力的な作品を作るヒントを得ることができます。


・キャラクター設定
マンガのキャラクターも一人の「人間」です。
外見や性格だけでなく経歴・趣味趣向・対人関係など詳細な設定を与えて、人間的な深みのある人物像を作成していきましょう。

【キャラの印象と意外性】
キャラの内面設定は基本的に外見の「印象」に合わせて設定します。
ですが、あえて外見とのギャップを出すことで「意外性」という魅力をキャラに与えることができます。
(痩せメガネが実は最強格闘家、クールなお姉さんが実は可愛いモノ好き、など)

・舞台設定
物語には人物の行動する世界が必要です。
背景となる場所のラフデザインや世界観の設定など、描くときに迷わぬようしっかり設定しましょう。

・小道具設定
印象的な小道具や重要なアイテムなども場面ごとに見た目や設定が変わらぬようしっかりと設定しておきましょう。

プロットの画像

・ストーリー構成
ストーリーには大まかに「状況→イベント→結末」という展開の流れがあります。
この流れを意識してストーリーを構成していきましょう。

プロットの画像

・台割り
ストーリーがまとまったら、エピソードに分けページを割り当てていきます。
物語の「盛り上がり」を意識して「見せ場」で最も盛り上がるようにシナリオを組み上げましょう。

プロットの画像

・プロットを作るときのポイント

【テーマを明確に】
テーマを明確にしないと物語は支離滅裂になってしまいます。
「少年がモンスターから姫を助ける」「美少女転校生と恋仲になる」など読者に伝えたいテーマは明確にしましょう。

【物語の視点】
ストーリーを描く時は誰の視点で語られているのかを明確にしましょう。
「主人公の視点」「第三者の視点」「作者の視点」など明確にし、読者が混乱しないよう注意して作成しましょう。

【5W1H】
相手に出来事を伝えるために必要な要素が5W1Hです。
自分のストーリーを当てはめて、不足している部分が無いか確認しましょう。
 ・When/いつ
 ・Where/どこで
 ・Who/だれが
 ・What/なにを
 ・Why/なぜ
 ・How/どのように

【起承転結】
物語を魅力的に見せる代表的な4段構成です。
この構成を元にエピソードの追加や分割を行うことで、様々なマンガ構成を作ることが出来ます。
 ・起/導入部、舞台や人物、状況などの説明が語られます
 ・承/展開部、転へ向かい状況が進展していきます
 ・転/転換点、物語の見せ場です、状況の急展開が行われます
 ・結/結末、状況が終結しその結果が語られます   

【王道】
マンガにはジャンルやテーマごとに「王道」と呼ばれる定番の展開があります。
王道パターンは一見ありきたりな展開ですが、それゆえに万人に受け入れられやすい魅力的な展開でもあります。
(バトルもの:敗北→努力→再戦→勝利、恋愛もの:片思い→イベント→告白→成就、など)